伊藤苑で採れる「幸水」は、「豊水」「新水」とともに梨の「三水」と呼ばれる赤梨で、日本梨の代表品種の1つです。赤梨の早生種のなかでは最高品質といわれています。酸味は少なく、甘みが強い果実ですが、日持ちが短いという欠点があります。梨はもぎたてで新鮮なものが一番おいしく、一週間も経てば徐々に甘みが落ちてしまいます。市場に出回る梨は日持ちを考慮して完熟前に収穫したものですが、当苑の梨は樹上で完熟した物をその日の早朝に収穫して庭先販売しています。
当苑で採れる三水の一つ「豊水」は和なし生産量が2番目に多い梨です。豊水は糖度と酸味がほどよく合わさった梨で果肉がやわらかく、お子様にも召し上がりやすいかと思います。幸水よりも日持ちが長く、大き目で果汁がたっぷり入っています。※梨にはプロテアーゼというタンパク質分解酵素があり、消化の悪い肉類と一緒に食べれば腸への負担を軽減してくれます。