私は、農薬散布に関しては農業改良普及所の防除暦に準拠しています。
自分で栽培するようになって3年間くらいは全ての農薬の種類も散布時期
もそのまま散布していましたが、シンクイムシの被害がどうにも収まらなくて、普及所の指導を仰ぎました。
結果は防除適期に殺虫剤が合っていないことが判明。
それ以降、農業技術センターから随時発表される防除ポイントを参考に散布時期と
種類を適宜変更するようになりました。
木村秋則さんの「奇跡のリンゴ」を読み、感動して無農薬栽培に興味を持ちましたが、
真似をする勇気はありませんでした。
有機JASに挑戦しようかとも考えました。
しかし使える農薬、肥料が限られ諦めざるを得ませんでした。
しかし、肥料に関しては木村さんの「山の土壌」のような微生物が豊富な土作りを目標にし、化学肥料無使用にしました。
問題は農薬です。
資料検索に没頭しましたが現代農業という雑誌にリンゴ農家が集団で
減農薬に成功している事例がありました。
それは単純に木酢液を800倍程度に混合するだけというものでした。
基本使用量の農薬を3~5割減らしても効果に問題ないという。
昨年の1年間やってみました。
木酢液800倍混合、農薬使用量2割減、但し硫黄合剤とは相性が良くないのでそのままですが、
大成功です。
シンクイムシの被害も少ない上に葉の色も良いように思います。
今年は殺菌剤だけでも3割減でいこうと思います。